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このページは,筑波大学情報環境機構情報環境企画室が作成したパンフレット「情報システムを安心・安全に利用するために」の内容を補足する目的で作成しました.
2024年04月更新
目次
- 筑波大学の情報システムを利用するときに守らなくてはならないガイドライン
- 「INFOSS 情報倫理」を受講しています
- Windows Update などを定期的に行い,ソフトウェアを最新の状態で使っています
- アンチウィルスソフトをインストールしています.また,最新のコンピュータウィルスに対応するため,ウィルスの定義ファイルが自動更新になっていることを確認しています
- 詐欺行為に注意して,ネットワークを利用しています
- パスワードを他人に教えていません
- 他人のユーザ名とパスワードを使用していません
- 簡単なパスワードを設定していません
- 個人情報などの管理を徹底し,情報漏えいの対策を講じています
- ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など, インターネットへの情報発信は,筑波大学構成員としての自覚をもち,モラルをもって行っています
- 他者の著作物を違法にコピーしたり,ネットワークで第三者が閲覧可能な状態にしたりしていません
- ファイル交換ソフトはインストールしてありません
- 出所が不明なソフトウェアはダウンロードしません
- 問題を発見した場合は報告して下さい
- 問い合わせ先
1ページの補足
筑波大学の情報システムを利用するときに守らなくてはならないガイドライン
筑波大学の情報システム(ネットワークやコンピュータなど)を利用するときに守らなくてはならないガイドラインは以下で参照出来ます.パンフレットに記載したチェックリストは,その中から特に重要なものについて説明したものであり,これ以外にも,守るべき事項がたくさんあります.これらの事項も守って,筑波大学の情報システムを利用して下さい.
- 筑波大学における情報システム利用のガイドライン [pdf] (学内ネットワークから見られます)
2ページの補足
「INFOSS 情報倫理」を受講しています
INFOSS情報倫理を受講して,本パンフレットや補足説明で説明している内容の理解を深めてください.受講方法や,受講したことの確認方法については,「INFOSS情報倫理の受講案内」を参照してください.
Windows Update などを定期的に行い,ソフトウェアを最新の状態で使っています
サポートが終了したバージョンのソフトウェアの利用は直ちに中止し,最新のバージョンを利用しましょう.以下に,代表的なソフトウェアの更新方法を示します.
なお, macOS や Windows の更新には,セキュリティアップデートと機能的なアップデート (アップグレード) があります.セキュリティアップデートは常に行う必要がありますが,機能的なアップデートをすると,アンチウイルスソフトが使えなくなる場合があります.機能的なアップデートは,使用するアンチウイルスソフトが対応してから行うことをお奨めします.
- Windows 10 / 11
Windows 8.1 / RT8.1 以前のサポートは終了しています.Windows 10 は 22H2 が最終バージョンで,2025年10月14日にサポートが終了します.詳細は,Microsoft ライフサイクル ポリシーをご覧下さい. - macOS
macOS のサポート終了日は非公開ですが,最新版よりも2世代前までがサポート対象と推測されているようです.以下で,自分の macOS のバージョンと,そのバージョンでセキュリティアップデートが定期的に出ていることを確認してください. - Microsoft Office
- (Windows 用) Microsoft Office 2021 / 2019 / 2016
Office 2013 以前のサポートは終了しています. Office 2016 のサポート終了日は2025年10月13日です.詳細は,Microsoft ライフサイクル ポリシーをご覧下さい. - (macOS 用) Microsoft Office 2021 for Mac / 2019 for Mac
Office 2019 for Mac 以前のサポートは終了しています.Office 2021 for Mac のサポート終了日は2026年10月13日です.詳細は,Microsoft ライフサイクル ポリシーをご覧下さい.
- (Windows 用) Microsoft Office 2021 / 2019 / 2016
- Adobe Acrobat / Acrobat Reader
Adobe Acrobat 2017 (永続版) / Reader (2017) 以前のサポートは終了しています.Adobe Acrobat 2020 (永続版) / Reader (2020) のサポート終了日は2025年6月1日です.詳細は,サポートライフサイクルポリシーをご覧下さい.
アンチウィルスソフトをインストールしています.また,最新のコンピュータウィルスに対応するため,ウィルスの定義ファイルが自動更新になっていることを確認しています
筑波大学では,大学所有のコンピュータには無制限に,個人所有のデバイス (Windows, Mac, モバイル端末) へは3 台まで導入可能なアンチウィルスソフトのサイトライセンス契約をしています.その詳しい情報については,以下を参照して下さい.
3ページの補足
詐欺行為に注意して,ネットワークを利用しています
学生生活支援室学生生活課が発行している「セーフティライフ ~快適な学生生活を送るために~」には,本学の情報システムを利用するときだけではなく,普段の生活における注意すべき点が多数載っています.
フィッシング詐欺メールは不特定多数に送られることから,自分に届いた内容と類似したメールを他の人も受け取っている場合があります.以下のページでは,フィッシング詐欺メールを公開していますので,不審なメールが届いたら,類似したものがないか確認すると良いでしょう.但し,公開されるまでに時間がかかる場合があります.
不審なメールには,特定の組織から情報を取得することを狙った標的型攻撃メールもあります.このようなメールは他の組織の人には届きませんので,不審なメールが届いたら,同じ組織の同僚や友人などに類似したメールが届いていないか確認すると良いでしょう.また,標的型攻撃メールは,内容をよく読むと,不審な点が見られる場合がありますので,以下のページなどを参考に,見分け方を調べておくと良いでしょう.
サポート詐欺は,コンピュータウィルスに感染していないのにも関わらず,感染しているとの警告を頻繁に表示し,まったく効力のない偽セキュリティソフトやサポート契約を購入させようとする詐欺です.以下のページなどを通じて,サポート詐欺の手口とその対処方法を学んでください.
- 安心相談窓口だより
偽警告で、また新たな手口が出現
~パソコンが正常に操作できなくなったと錯覚させる多数の狡猾な細工~ - 安心相談窓口だより
偽のセキュリティ警告に表示された番号に電話をかけないで! ~ パソコンにおける最近の手口と対策を解説~
また,以下でワンクリック詐欺(ワンクリック請求 / 商法)に遭わないための注意点が公表されています.
- 安心相談窓口だより ワンクリック請求の手口に引き続き注意 ー 会員登録完了画面が表示されても決して連絡しない!支払わない!ー
- 総務省 安心してインターネットを使うために
国民のためのサイバーセキュリティサイト 事例14:ワンクリック詐欺に注意
なお,詐欺行為などの問題に直面し,自分で判断できないときは,安易な解決を試みる前に,友人や教職員と相談するか,以下に示す公的な相談窓口などに問い合わせて下さい.
パスワードを他人に教えていません
パスワードを他人に教えたり,メモなどに書いたりしてはいけないのはもちろんですが,パスワードを入力しているところを後ろから覗き込まれないようにするなど,自分が意図しないうちに,パスワードを盗み取られないように注意することも必要です.
ネットワークを使って,情報システムにログインする場合も,パスワードなどが漏えいしないように注意しましょう.電子メールやウェブでは,基本的に通信内容が暗号化されずに送られます.パスワードや個人情報などを暗号化されていない状態で送らないで下さい.
また,ネットカフェなど,公共で利用するコンピュータにはキーロガー(入力したキーを記録するプログラム)が仕掛けられている場合があります.信頼性が保証できないコンピュータで重要な情報を入力しないで下さい.
他人のユーザ名とパスワードを使用していません
不正アクセス行為の禁止等に関する法律では,他人のユーザ名とパスワードを使ってログインする行為だけでなく,ユーザ名とパスワードを第三者に提供する行為も,不正アクセス行為を助長するものとして,禁止しています.
簡単なパスワードを設定していません
推測が難しいパスワードの作り方を紹介したウェブページを以下に示します.
また,筑波大学の代表的な情報システムのパスワード変更方法は以下の通りです.
- 統一認証システム
「5. パスワード変更」を選ぶと,パスワードが変更できます.
個人の端末で使うなら,パスワード管理ソフト(パスワードマネージャー)を利用して,強力なパスワードを自動生成する他,保存したパスワードを自動入力することもできます.OSやウェブブラウザにパスワード管理ソフトの機能が搭載されたものもありますので,自分の端末で使えるか,確認すると良いでしょう.
4ページの補足
個人情報などの管理を徹底し,情報漏えいの対策を講じています
個人情報などの管理に関連し,個人情報保護の重要性について,以下の通知が出ています.個人情報の不適切な取扱いは,多くの関係者に多大な迷惑をかけるだけでなく,本学のみならず皆さんに対する社会的信頼の失墜につながりかねません.個人情報保護の重要性を,一人ひとりの問題として理解し,個人情報の取扱いに注意してください.
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など,ネットへの情報発信は,筑波大学構成員としての自覚をもち,モラルをもって行っています
筑波大学では,ソーシャルメディアの利用に関するガイドラインを定めるとともに,ソーシャルメディア利用ガイドブックを提供しています.
犯罪告白や,内部の者でなければ知り得ない情報の発信などにより,大きなトラブルに発展する事例が見られます.私的な情報であっても,大勢の人に見られるかもしれないということを自覚し,責任を持って,情報を発信してください.
他者の著作物を違法にコピーしたり,ネットワークで第三者が閲覧可能な状態にしたりしていません
筑波大学からウェブによって情報発信を行う場合のガイドラインがありますので,情報を発信する場合は留意してください(学内ネットワークから見られます).
- 筑波大学におけるウェブ公開ガイドライン[pdf] (学内ネットワークから見られます)
なお,音楽や映像などに限らず,著作権を侵害してアップロードされている著作物を,その事実を知りながらダウンロードすると罰せられます.このことに関する各種資料が以下で参照出来ます.
ファイル交換ソフトはインストールしてありません
ファイル交換ソフトとは,ネットワークを通じて,ファイルを共有することを目的としたソフトウェアです.無料プログラムの配布など,有益な利用方法が期待されていますが,著作者の許諾なしに著作物を配布する用途で使われることが多いのが実情です.
筑波大学では,個人のパソコンであっても,学内のネットワークでファイル交換ソフトを利用することを禁じています.また,ファイル交換ソフトによる通信を遮断する体制をとっており,利用者は学内処分されることがあります.これらのことは,以下の文書などを通じてお知らせしています.
- ポスター「ファイル交換ソフト (P2P) は使用禁止」[pdf] (学内ネットワークから見られます)
- Winny等ファイル交換ソフトウェアの使用禁止について[pdf] (学内ネットワークから見られます)
- データファイル交換ソフト (Winny) のインストールされたパソコンの接続禁止について[pdf] (学内ネットワークから見られます)
ファイル交換ソフトの代表的な例として Xunlei や BitTorrent, μTorrent, LimeWire, Cabos, BitComet, Vuze (Azureus), Transmission, eDonkey, WinMX, Share, Winny, PerfectDarkなどがあります.これらのソフトがインストールされている場合は,直ちにアンインストールしましょう.ファイル交換ソフトがインストールされている場合は,以下の方法でアンインストールすることが出来ます.
- Windows 10 / 11
但し,正当な目的があって,学内でファイル交換ソフトを利用したい場合は,問い合わせ先までご連絡下さい.
出所が不明なソフトウェアはダウンロードしません
ソフトウェアをダウンロードする場合,そのウェブページが正規の販売者,もしくは正規の配布者が提供しているものであることを確認しましょう.出所が不明なウェブページから取得したソフトウェアを利用すると,コンピュータウィルスに感染する恐れがあり,とても危険です.
スマホに入れるアプリも,必ずGoogle PlayやApp Storeなどの正規ストアから入手して下さい.